IELTSライティングの勉強法!高得点への最短距離を徹底解説

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IELTS ライティング
IELTSライティング、難しいですよね。

特に、限られた時間内に高得点を取らなければいけないとなると、不安に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、IELTSライティングで高得点を取るためには、 試験内容や採点基準をしっかり理解し、それに合わせて戦略的に対策を行うことが重要です。

なぜなら、 IELTSライティングは、単に英語で作文をするだけでなく、論理的な思考力や表現力、そしてアカデミックな文章作成能力が求められるからです。

この記事では、 IELTSライティングテストの概要から、高得点獲得のポイント、そして具体的なタスク別の攻略法までを詳しく解説していきます。

この情報を参考に、 あなたもIELTSライティングの苦手意識を克服し、目標とするスコアを獲得してください。

また、IELTSについてよくわからないという方は、まずこちらの記事をどうぞ!

IELTSとは?留学や就職に必要なIELTSの特徴や対策方法

IELTSライティングテストの概要

IELTS ライティング

IELTSライティングテストは、世界中で認められている英語能力試験「IELTS」の4つのセクションひとつです。

IELTSライティングは、大きく分けてアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの2種類があります。

アカデミックモジュールは、大学進学を目指す人向けで、より学術的な文章が求められます。

一方、ジェネラルトレーニングモジュールは、海外への移住や、英語圏での職探しを目的とする人向けで、実用的な英語力が測られます。

IELTSライティングテストの試験内容

IELTSライティングテストは、2つのタスクから構成されています。

タスク1 約150語以上 グラフや図表、地図など、与えられた視覚情報を元に、その情報を客観的に記述
タスク2 約250語以上 与えられたトピックについて、自分の意見や考えを論理的に述べるエッセイ

タスク1では、与えられたグラフや図表を説明し、主要なトレンドやパターンを示すレポートを書きます。

タスク2では、特定のトピックに関するエッセイを書きます。このエッセイは、主張や意見を明確に述べ、論理的な展開を示すことが求められます。

IELTSライティングテストの採点基準

IELTSライティングは、複数の資格のあるIELTS試験官によって採点されます。

採点基準は、主に以下の4つです。

・課題の達成度
・一貫性とまとまり
・語彙力
・文法知識と正確さ

一般的に留学で大学へ入るためには、6スコアが必要といわていますが、6スコアの評価基準は以下のようになります。

タスク1で6スコアを取るための評価基準

IELTSの公式サイトでは、タスク1で6スコアを取るための評価基準が、以下のように掲載されています。

課題の達成度 一貫性とまとまり 語彙力 文法知識と正確さ
・ 課題の要件に取り組めている
・ 適切に選択された情報を含む要旨が記述されている
・ 重点/要点を記述し、十分に強調できているが、詳細部分が関連性
を欠いたり、不適切であったり、不正確であったりする
・ 情報や意見の配置に一貫性があり、概ね明確な連
続性がある
・ 接続詞を効果的に使用しているが、文書中や文章
間(またはその両方)の接続詞が機能していなかっ
たり、機械的であったりする
・ 参照が明確でなかったり、適切でなかったりする
・ 課題に対する十分な範囲の語彙を使用できる
・ 一般的でない語句の使用を試みるが、不正確さが
見られる
・ 単語の選択・スペルや語形成(またはその両方)に
間違いが散見されるが、コミュニケーションを阻害
するほどではない
・ 簡単な構文と複雑な構文の両方を使用する
・ 文法と句読点に間違いもあるが、コミュニケーショ
ンに支障の出るようなことはめったにない

引用:IELTS公式サイト「ライティング評価基準 — タスク1」

タスク2で6スコアを取るための評価基準

タスク2で6スコアを取るための評価基準を見てみましょう。

課題への回答 一貫性とまとまり 語彙力 文法知識と正確さ
・ 課題の全ての部分に取り組んでいるが、詳述されている部分と
そうでない部分がある
・ 関連性のある見解を示すことができるが、結論が不明瞭もしくは
重複していたりする
・ 関連性のある主旨を示すことができるが、詳細に欠けたり、不明
瞭であったりする
・ 情報や意見の配置に一貫性があり、概ね明確な連続
性がある
・ 接続詞を効果的に使用しているが、文書中や文章間
(またはその両方)の接続詞が機能していなかった
り、機械的であったりする
・ 参照が明確でなかったり、適切でなかったりする
・ 段落分けがされているが、必ずしも論理的ではない
・ 課題に対する十分な範囲の語彙を使用できる
・ 一般的でない語句の使用を試みるが、不正確さ
が見られる
・ スペルや語形成(またはその両方)に間違いが散
見されるが、コミュニケーションを阻害するほどで
はない
・ 簡単な構文と複雑な構文の両方を使用する
・ 文法と句読点に間違いもあるが、コミュニケー
ションに支障の出るようなことはめったにない

引用:IELTS公式サイト「ライティング評価基準 — タスク2」

IELTSライティングテストで高得点獲得のポイント

IELTSライティングで高得点を取るためには、以下のポイントを意識することが重要です。

模範解答の分析: 高得点の答案を分析し、表現や構造を学びましょう。

添削を受ける: プロの添削を受けることで、自分の弱点を克服し、より良い文章が書けるようになります。

多様な語彙と表現: 幅広い語彙を習得し、複雑な文章も書けるようにしましょう。

論理的な文章構成: 導入、本論、結論の3つの構成を意識し、論理的な文章を書きましょう。

時間配分: 各タスクの時間配分を意識し、時間内に完答できるようにしましょう。目安は、タスク1で20分、タスク2で40分です。

IELTSライティングのタスク別攻略

IELTS ライティング

IELTSライティングテストの2つのタスクの出題は以下のようになっています。

・タスク1. グラフや図表の説明
・タスク2. エッセイ

この2つの攻略法と模範回答を詳しく解説します。

タスク1. グラフや図表の説明について

タスク1では、与えられたグラフや図表を150語以上の英語で説明します。

客観的な事実を正確に捉え、それを分かりやすく表現することが求められます。

グラフ・図表の読み解き方

グラフや図表を説明する際は、以下のポイントを見つけます。

全体的な傾向: グラフ全体から何が読み取れるか(上昇、下降、安定など)
重要な数値: 最大値、最小値、変化率など
特徴的な点: 特に目立つ部分、例外など

そして、以下の文章構造で書いていきます。

1. 導入: グラフの種類、表す内容、時間範囲などを簡潔に述べる。
2. 概要: 全体的な傾向を1文でまとめる。
3. 詳細: 重要な数値や特徴的な点を具体的に説明する。
4. 結論: 概要を言い換えたり、最も重要な点を強調したりする。

IELTSタスク1.の例文

実際の例文を見ていきましょう。

【問題】
The chart shows the number of visitors at the museum from the year 2010 to 2018.
Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.

IELTS ライティング

【回答例】
The graph illustrates the fluctuations in the number of visitors to a particular museum between 2010 and 2018. It is evident that there was a notable upward trend in visitor numbers during this period, culminating in a peak of 800,000 in 2015. However, subsequent to this peak, the figures remained relatively stable. The consistent growth in visitor numbers between 2010 and 2015 can be attributed to several contributing factors. The introduction of innovative and engaging exhibitions likely played a pivotal role in attracting new visitors. Moreover, the implementation of targeted marketing campaigns, which effectively reached the museum’s target demographic, undoubtedly contributed to the increase in attendance. Positive word-of-mouth recommendations from satisfied visitors also served to bolster the museum’s reputation and draw in new patrons. The subsequent stabilization of visitor numbers post-2015 may suggest that the museum had reached its maximum capacity for the given market or faced increased competition from other cultural attractions.*和訳
このグラフは、2010年から2018年までの特定の美術館の訪問者数の変動を示しています。この期間中、訪問者数は顕著な上昇傾向があり、2015年には80万人のピークに達しました。ただし、このピーク以降、数値は比較的安定しています。2010年から2015年までの訪問者数の一貫した成長は、いくつかの要因によるものと考えられます。革新的で魅力的な展示の導入が新たな訪問者を引き寄せるのに重要な役割を果たした可能性があります。また、効果的に美術館のターゲット層に届けるマーケティングキャンペーンの実施が、来場者数の増加に寄与したことは間違いありません。満足した訪問者からの口コミによる肯定的な推薦も、美術館の評判を高め、新たな来場者を引き付けました。2015年以降の訪問者数の安定化は、市場における最大の収容能力に達した可能性があるか、他の文化施設からの競争が増加したことを示唆している可能性があります。

回答では、個人的な意見は書きません。

客観的な事実のみを記述してください。

以下の英語サイトでIELTSライティングパート1の例題がたくさん紹介されていて、とても参考になります。

Academic Writing Task 1 | IELTS Exam
IELTS is the International English Language Testing System. It measures ability to communicate in English across all fou...

タスク2. エッセイの書き方と構造

タスク2では、与えられたトピックについて、自分の意見や考えを250語以上の英語で論述します。

【良いエッセイを書くためのヒントとコツ】
質問を正確に理解する: 何について書けば良いのか、どのような視点で書くべきかを明確にする。
自分の意見をはっきりと述べる: 賛成か反対か、どちらの意見も持っているか、などをはっきりさせる。
論理的な根拠を示す: 自分の意見を裏付けるために、具体的な例や統計データなどを提示する。
多様な表現を使う: 単調にならないよう、様々な表現を使いこなす。
結論をまとめる: エッセイ全体をまとめ、自分の意見を再確認する。

そして、以下の文章構造で書いていきます。

導入: トピックを提示し、自分の意見を述べる。
・本論: 自分の意見を裏付けるための理由や例を具体的に説明する。
・結論: 本論で述べた内容をまとめ、再び自分の意見を強調する。

賛成意見だけでなく、反対意見も提示し、両方の意見を比較検討するといいでしょう。

また結論では、自分の意見が最も合理的であることを示します。

IELTSタスク2.の例文

【問題】
In many countries, there has been an increase in the number of people working from home using computers and the internet. Do the advantages of this trend outweigh the disadvantages?*和訳
多くの国々で、コンピュータやインターネットを使って自宅で働く人が増えています。この傾向の利点は、不利な点よりも大きいと言えるでしょうか。
【回答例】
In recent years, the trend of remote work facilitated by computers and the internet has gained significant traction globally. While this shift offers several advantages, such as flexibility and reduced commuting, it also poses challenges that warrant consideration. To begin with, one of the primary benefits of working from home is enhanced flexibility. Employees can often set their own schedules, allowing them to better balance work and personal life commitments. This flexibility can lead to increased job satisfaction and productivity as individuals can work during their most productive hours without the constraints of traditional office hours. Furthermore, remote work eliminates the daily commute, thereby reducing traffic congestion and environmental pollution, which is a significant societal benefit. However, remote work is not without its drawbacks. One notable disadvantage is the potential for social isolation and reduced team cohesion. Working from home limits face-to-face interactions with colleagues, which are crucial for brainstorming ideas, building relationships, and fostering a collaborative work environment. Additionally, remote workers may face challenges in separating work and home life, leading to longer working hours and increased stress levels. Despite these challenges, the advantages of remote work outweigh the disadvantages for many individuals and organizations. The ability to work from anywhere promotes inclusivity by enabling access to job opportunities for individuals in remote locations or with mobility constraints. Moreover, businesses can reduce overhead costs associated with office space and utilities, contributing to financial savings and sustainability. In conclusion, while remote work presents challenges such as social isolation and blurred work-life boundaries, its benefits in terms of flexibility, productivity, and environmental impact make it a favorable trend overall. To mitigate the disadvantages, organizations should implement strategies to enhance virtual collaboration and support the well-being of remote workers.*和訳
近年、コンピュータとインターネットによって可能にされた在宅勤務の流行が世界中で急速に広がっています。この変化は柔軟性の向上や通勤時間の削減といった数多くの利点を提供する一方で、考慮すべき課題も抱えています。まず、在宅勤務の主要な利点の一つは柔軟性の向上です。従業員は自身のスケジュールを設定できるため、仕事とプライベートの両立がしやすくなります。この柔軟性により、個人は最も生産的な時間帯に仕事を行うことができ、伝統的なオフィス時間の制約から解放されます。さらに、在宅勤務により日々の通勤がなくなるため、交通渋滞や環境汚染の軽減につながります。これは社会的にも重要な利益です。しかしながら、在宅勤務には欠点も存在します。その1つは社会的孤立感やチームの一体感の低下です。自宅での勤務は同僚との対面の機会を制限し、アイデアのブレインストーミングや人間関係の構築、協調的な仕事環境の構築にとって重要な要素です。さらに、在宅勤務者は仕事とプライベートの境界を曖昧にする問題に直面し、長時間労働やストレスレベルの増加につながる可能性があります。これらの課題にもかかわらず、在宅勤務の利点は多くの個人や組織にとって欠点を上回ります。どこからでも仕事ができる能力は、遠隔地や移動制限のある個人にとっての仕事の機会へのアクセスを促進します。さらに、企業はオフィススペースや公共料金などの経費を削減し、財務的な節約と持続可能性に貢献します。

まとめると、在宅勤務は社会的孤立や仕事とプライベートの境界の曖昧化といった課題を伴うものの、その柔軟性、生産性、環境への影響といった利点により、全体として好ましいトレンドとなっています。これらの欠点を緩和するために、組織は仮想的な協力を促進し、在宅勤務者の健康と幸福を支援する戦略を実施すべきです。

問題文で提示された両方の意見について、それぞれ具体的な例を挙げながら論じます。

そして、自身の意見を明確に述べ、論理的な根拠を示すといいでしょう。

以下の英語サイトでIELTSライティングパート2の例題がたくさん紹介されていています。参考にしてください。

IELTS Writing Task 2 | IELTS Exam
IELTS is the International English Language Testing System. It measures ability to communicate in English across all fou...

IELTSライティングの勉強法!高得点への最短距離を徹底解説のまとめ

にいなブログ
IELTSライティングテストは、グラフや図表の説明からエッセイの構造まで、幅広いスキルが求められます。

本記事では、IELTSライティングテストの概要から、高得点獲得のための具体的な対策までを詳しく解説しました。

IELTSライティングテストで高得点を取るためには、以下のポイントを抑えておくといいでしょう。

・試験内容と採点基準をしっかり理解する
・タスク1では、グラフや図表を正確に読み解き、簡潔かつ正確に記述する
・タスク2では、与えられたトピックに対して、論理的な文章を構成し、自分の意見を明確に述べる

IELTSライティングは、継続的な学習と練習が不可欠です。 模範解答を参考にしながら、何度も練習することで、より高得点を目指しましょう。

留学や海外就職などで、どうしてもIELTSのスコアを伸ばす必要がある方は、IELTS専門の学校へ通うのがおすすめです。

現在はオンラインでレッスンが受けられるところもいくつかあるので、忙しい方や近くに塾がなくて通えない方でも、通学と同じ内容のレッスンが受けられます。

IELTSのレッスンが受けられるスクールは、こちらの記事で紹介しています。

 

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