IELTSリスニングテストは多くの受験者にとって難関と言われています。
英語を聞き慣れていない日本人にとって、ネイティブの話す英語を聞き取るのは困難だからです。
しかし、正しい方法で対策すれば、必ずスコアアップは可能です。
IELTSリスニングテストは、以下の要素に基づいて評価されます。
・スピーキングスピード
・適切な語彙と文法の使用
・理解力と総合的なコミュニケーション
この記事では、IELTSリスニングの概要や、パート別の攻略法を丁寧に解説しています。
IELTSリスニングのテスト対策に役立つ情報が満載なので、ぜひ最後までご覧ください。
IELTSについてよくわからないという方は、まずこちらの記事をどうぞ!
IELTSとは?留学や就職に必要なIELTSの特徴や対策方法
IELTSリスニングテストの概要
IELTSのリスニングテストは、会話やモノローグを聞いてその内容を理解し、質問に答える能力を測るものです。
日常生活、学術、社会問題など、様々な内容を扱っており、英語力だけでなく、集中力や情報処理能力も問われます。
IELTSリスニングテストの試験内容
試験時間は約30分で、4つのパートに分かれていて、各パートで10問ずつ回答します。
パート | 時間 | 内容 | よく出る質問例 |
パート1 | 約3分 | 日常生活における2人の人物による会話 例えば、買い物、旅行、予約、道案内など |
・レストランでの注文や予約 ・友人との計画についての対話 ・商品の値段やサイズを尋ねる ・道順を尋ねる ・時間や場所を確認する |
パート2 | 約4分 | 日常生活におけるモノローグ |
・旅行計画 ・賃貸アパートの見学の対話 |
パート3 | 約4分 | 教育の現場における複数(最大 4 名)の人物間の会話 | 学生がプレゼンテーションを行う内容や講義の要点についての質問 |
パート4 | 約5分 | 学術的なテーマに関するモノローグ | ・講義の主題や詳細に関する質問 ・講義の目的や結論についての質問 |
IELTSリスニングテストは日常会話からアカデミックな講義まで幅広い内容が取り扱われています。
各パートの理解を深め、実際の模擬試験を通じて対策を行うことが重要です。
IELTSリスニングテストの採点基準
IELTSリスニングテストは、9バンドスコアで採点されます。
0.5刻みで評価され、一般的に7.0以上は、上級レベルのリスニング能力があると認められます。
採点基準は、以下の4つを総合的に評価されます。
・語彙や文法の使用
・理解度
IELTSリスニングテストで高得点獲得のポイント
IELTSリスニングテストで高得点を獲得するためには、以下のポイントに注意することが重要です。
・豊富なリスニング素材で慣れる
・問題形式に慣れる
・自分の弱点を克服する
リスニング力を向上させるためには、まず基礎的な英語力の単語、文法、発音などをしっかりと身につけることが重要です。
そして、ニュース、映画、ドラマ、音楽など、興味を持てる素材を使って英語の音声に慣れることで、情報処理能力を向上させましょう。
また、IELTSのリスニングテストではさまざまな設問形式があります。
問題集や模擬試験を活用して、それぞれの設問形式に慣れておくことも重要です。
問題演習を通じて自分の弱点を把握し、苦手な分野を重点的に学習することが、高得点を獲得するためのポイントです。
次の章では、各パートの攻略法を詳しく解説します。
一緒にIELTSリスニングテストを攻略しましょう!
IELTSリスニングテストのパート別攻略
IELTSリスニングテストは、4つのパートに分かれています。
・パート2. 1人または2人のスピーチ
・パート3. アカデミックな会話
・パート4. アカデミックな講義
それぞれの攻略法を詳しく解説します。
パート1. 日常会話
パート1は、もっとも身近なシチュエーションである日常会話を題材としています。
例えば、レストランでの予約、不動産の問い合わせ、図書館での本の貸し出しなど、日常生活で起こりうる様々な場面が想定されます。
特徴
・二人の会話: 会話形式で、二人の人物が日常的な話題についてやり取りします。
・具体的な情報: 日付、時間、場所、名前など、具体的な情報が頻繁に飛び交います。
・簡単な単語: 日常生活でよく使う単語やフレーズが中心です。
攻略のコツ
・キーワードを捉える: 聞き取りにくい単語があっても、キーワードを捉えることで全体の意味を把握できます。
・数字に注意: 日付、時間、電話番号などの数字は聞き取りやすいようにゆっくりと発音されることが多いので、しっかりと聞き取りましょう。
・予測する: 会話の文脈から、次に出てくる単語やフレーズを予測することで、聞き取りやすくなります。
・書き写す練習: 聞き取った情報を正確に書き写す練習をしましょう。
対策方法
・英語のニュースやドラマ: 日常会話に慣れるために、英語のニュースやドラマを視聴しましょう。
・シャドーイング: 聞いた英語をすぐに復唱するシャドーイングは、リスニング力向上に効果的です。
・ディクテーション: 聞き取った内容を書き起こすディクテーションは、集中力を高め、聞き取りの精度を上げるのに役立ちます。
パート2. 1人または2人のスピーチ
パート2では、1人または2人の人物によるスピーチが流れます。
えば、旅行計画の説明、会社の新製品の紹介、地域のイベント案内など、様々なテーマのスピーチが想定されます。
特徴
・モノローグ: 一人の人物が一方的に話す形式です。
・具体的な情報: パート1と同様に、具体的な情報が求められます。
・少し専門的な単語: 日常会話よりも少し専門的な単語や表現が使われることがあります。
攻略のコツ
・全体像を把握: スピーチの冒頭で、全体の内容が説明されることが多いので、しっかりと聞き取りましょう。
・メモを取る: 重要なキーワードや数字をメモに書き留めましょう。
・地図や図: 問題によっては、地図や図を見ながら問題を解く場合もあります。
対策方法
・TED Talks: 様々なテーマの講演を視聴できるTED Talksは、リスニング力向上に役立ちます。
TED Talksは以下のリンクから無料で聞けますよ。
TED公式サイト
・英語のラジオ: 英語のラジオを聞きながら、メモを取る練習をしましょう。
パート3. アカデミックな会話
パート3は、アカデミックな話題について二人の学生が会話する形式です。
例えば、授業の内容についての議論、レポートの書き方についての相談など、学生生活に関連した話題が中心です。
特徴
・アカデミックな用語: 学術的な用語や表現が多く使われます。
・意見交換: 二人の学生が意見を交換しながら会話を進めます。
・複雑な文構造: 文構造が複雑になることがあります。
攻略のコツ
・キーワードを捉える: 学術的な用語の意味を正確に理解する必要はありませんが、キーワードを捉えることで全体の意味を把握することができます。
・意見の相違に注意: 二人の学生の意見が異なる場合、どちらの意見が正しいかではなく、どちらの意見が述べられたかを聞き取ることが重要です。
・質問の意図を理解する: 問題文の質問の意図を正確に理解することが大切です。
対策方法
・英語の論文: 英語の論文を読んで、アカデミックな表現に慣れましょう。
・模擬試験: 模擬試験を繰り返し解くことで、時間配分や問題形式に慣れていきましょう。
British Councilの公式サイトで、無料の練習問題が見れますよ。
British Council IELTS Listening practice tests
パート4:アカデミックな講義
パート4は、大学での講義を題材としています。
例えば、歴史、科学、社会学などの分野の講義が想定されます。
特徴
・専門的な内容: 専門的な内容が詳細に説明されます。
・速いスピード: 講義は比較的速いスピードで進められます。
・専門用語: 専門用語が頻繁に使われます。
攻略のコツ
・全体像を把握: 講義の冒頭で、全体の内容が説明されることが多いので、しっかりと聞き取りましょう。
・メモを取る: 重要なキーワードや概念をメモに書き留めましょう。
・図やグラフ: 図やグラフを見ながら問題を解く場合もあります。
対策方法
・オンライン講座: オンライン講座で、プロの講師からしっかり対応策を習う。
IELTS専門のオンライン講座はこちらでご紹介しています。
【おすすめIELTS(アイエルツ)対策スクール】オーストラリア留学の英語資格は日本で!
・英語の教科書: 英語の教科書を読んで、専門用語に慣れましょう。
IELTSスピーキングの勉強法!高得点への最短距離を徹底解説のまとめ
IELTSリスニングテストでは、速度やアクセントの違いに対する慣れと、基本的な英会話の理解力が鍵を握ります。
またIELTSの発音はイギリス英語の発音です。
普段からイギリス英語に慣れておくことが重要です。
ご自身のレベルや目標スコアに合わせて、適切な学習計画を立ててください。
留学や海外就職などで、どうしてもIELTSのスコアを伸ばす必要がある方は、IELTS専門の学校へ通うのがおすすめです。
現在はオンラインでレッスンが受けられるところもいくつかあるので、忙しい方や近くに塾がなくて通えない方でも、通学と同じ内容のレッスンが受けられます。
IELTSのレッスンが受けられるスクールは、こちらの記事で紹介しています。