
「ワインの銘柄には詳しくないけれど、歴史のある場所は好き」
「ワインは飲まないけど、せっかくアデレードにいるからワイナリーは行ってみたい」
そんな方は、意外と多いのではないでしょうか。

実は私自身、ワインは飲めません💦
そんな方にこそおすすめしたいのが、アデレードに暮らす娘を訪ねた時に足を運んだ「セペルツフィールド(Seppeltsfield Wines)」です。
ワインを飲まない人でも、1日じゅう楽しめます。
ここが、試飲だけでなく歴史的な建物や庭園、レストランまでそろった、ひとつの観光村のような場所だからです。
1851年創業という長い歴史も、訪れる価値を高めています。
車で北へ1時間ほど、バロッサ・ヴァレー(Barossa Valley)の奥へ。
実際に歩いてみて、ワイナリーは「飲む場所」だという私の思い込みは、心地よく裏切られました。
この記事では、以下の3つのポイントをご紹介しています。
- セペルツフィールドがどんなワイナリーか
- 何が特別なのか(自分の生まれ年の樽から試飲できる体験)
- 訪ねる前に知っておきたいこと(場所・営業時間・食事)
アデレードの全体的な情報は、こちらの記事にまとめています。
【ぜひ行くべき】オーストラリアのアデレードで外せないおすすめのグルメ&観光スポット
この記事では、お酒が得意でなくても、バロッサでの特別な1日をご紹介します。
アデレードのワイナリーに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
セペルツフィールドはどんなところ?

セペルツフィールドは1851年に創業した、バロッサを代表する歴史あるワイナリーです。
とくに「パラ・タウニー」と呼ばれる、ポートワインのような強化ワインで世界的に知られています。
石造りの建物と、シンボルの高い煙突

場所はバロッサ・ヴァレーで、アデレードから車で北へ1時間ほどです。敷地に入ると、石とレンガでできた美しい歴史的な建物と、シンボルである高い煙突が目に飛び込んできます。
常夏のマレーシアとも、日本の町並みとも違う「開拓時代の風景」に、思わず足を止めて見入ってしまいました。ツタの絡む石壁が、長い歴史をそのまま物語っています。
敷地全体が「観光村」のよう

セペルツフィールドの魅力は、ワインの試飲だけにとどまりません。
ジャムなどの地元特産品を扱うショップや、アート・クラフトの工房「JamFactory(ジャムファクトリー)」なども併設されています。
ブドウの棚が続く回廊や、噴水とヤシの木のある庭園を歩くだけでも、心が満たされます。
天気のよい日は、散歩をするだけで気持ちのよい場所です。
実際に体験したこと・見どころ

セペルツフィールドでは、試飲・歴史散策・食事という3つの楽しみ方が、1か所でかないます。
それぞれの見どころを順に見ていきましょう。
産地マップを眺めながらの試飲

試飲室(セラードア)では、スタッフの方が1本ずつていねいに注いでくれます。
カウンターの奥の壁には、バロッサ・ヴァレーとエデン・ヴァレーの産地マップや、美しい夕景の写真が飾られていました。
直売の棚には「SEPPELTSFIELD BAROSSA」の刻印が入った樽が置かれ、赤・白・ロゼ、そして名物の強化ワインが並んでいます。
どれを持ち帰ろうか、迷う時間もまた楽しいものです。
名物「100年の樽」から生まれ年を味わう

このワイナリーが世界で唯一とされるのが、1878年以来、毎年造る強化ワインを1本も欠かさず、樽のまま100年間熟成させて保存していることです。

そのため、ツアーに参加すると、なんと自分が生まれた年の樽から、直接ワインを注いでもらえます。
自分と同じだけの時を過ごしてきた1杯を味わう体験は、ほかではなかなかできません。
ツアーの内容や料金、予約方法は変わることがあります。
参加を考えている方は、訪問前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
収穫期のブドウ畑

敷地の周りには、ブドウ畑がどこまでも広がっています。

訪ねたときはちょうど収穫の時期で、黒いブドウがたわわに実り、丘の上まで畑の畝が続いていました。
手入れの行き届いた畑を眺めていると、この土地が長いあいだ大切に守られてきたことが伝わってきます。
セペルツフィールドを楽しむコツと注意点
1日をゆったり過ごすために、食事と営業時間、そして運転の3点を押さえておきましょう。
人気レストラン「FINO」でのランチ

敷地内には、地元でも評価の高いレストラン「FINO(フィノ)」があります。美しい中庭を眺めながら、バロッサのワインと地元食材の料理を合わせる時間は、旅のごほうびそのものです。
人気店のため、席の予約状況やメニューは事前に確認しておくのがおすすめです。ランチをこの土地の一皿で締めくくると、満足度がぐっと高まります。
営業時間と過ごし方

営業時間は、毎日10:30〜17:00です。試飲やツアーはこの時間帯におこなわれています。
なお、営業時間は私が訪れた時点のものです。変更になる可能性もあるため、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。
敷地が広く、見どころも多いので、あらかじめ数時間はみておくと安心です。
試飲・ツアー・散策・ランチを組み合わせれば、あっという間に半日が過ぎていきます。
運転と試飲の付き合い方

バロッサは広く、移動は基本的に車になります。運転する人は試飲を控えるか、送迎のあるツアーを利用すると安心です。
オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、日本から来た方でも運転にはなじみやすいと思います。
慣れない土地では、無理をせずゆとりある計画を立ててください。
まとめ:歴史と物語が心に残るワイナリー

この記事では、バロッサの名門「セペルツフィールド」について、どんなワイナリーかから、生まれ年の樽を味わう体験、訪ねる前に知っておきたいことまでをご紹介しました。
ポイントを振り返ると、次のとおりです。
- 1851年創業、強化ワイン「パラ・タウニー」で世界的に有名な歴史ワイナリー
- 自分の生まれ年の樽から試飲できる、ここだけの特別な体験
- 試飲・散策・FINOでのランチと、1日じゅう楽しめる観光村
とくに、生まれ年のワインを味わえるツアーは、ほかではできない体験です。
内容や予約状況は変わることがあるため、公式サイトで確認しておくと安心です。
特別な1日にしたい方は、ツアーとFINOでのランチをセットで計画してみてください。
営業時間(毎日10:30〜17:00)を踏まえ、午前中から訪れると余裕を持ってまわれます。
同じバロッサや、アデレード南のワイナリーもご紹介していきます。
旅の計画づくりに役立ててください。

