小さな名手を一度に|バロッサ「アーティザンズ・オブ・バロッサ」で飲み比べ

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アデレード ワイン

「せっかくバロッサまで来たのに、有名な大手をまわるだけで終わってしまった」。

ワイナリー巡りで、そんな心残りを感じてしまわないために。

アデレードに暮らす娘を訪ねた時に立ち寄った「アーティザンズ・オブ・バロッサ(Artisans of Barossa)」をご紹介します。

アーティザンズ・オブ・バロッサ(Artisans of Barossa)では、バロッサの小さな実力派のワインを、ひとつの場所でまとめて飲み比べできます。

ここは、個性豊かな小規模の造り手が集まって作った共同のセラードア(試飲室)です。

ふだんは自前の試飲室を持たなかったり、予約が取りにくかったりする造り手のワインも、ここなら並べて味わえます。

車でブドウ畑がどこまでも広がる北東へ1時間ほど。

実際に訪ねてみて、大手を追いかけるだけでは出会えなかった「今のバロッサ」に、私はここで触れられた気がしました。

この記事では、以下の3つのポイントをご紹介しています。

  • アーティザンズ・オブ・バロッサがどんな場所か
  • どんな造り手のワインを、どう飲み比べできるか
  • 行く前に知っておきたいこと(定休日・場所・買い方)

アデレードの全体的なまわり方は、こちらのガイドにまとめています。

【ぜひ行くべき】オーストラリアのアデレードで外せないおすすめのグルメ&観光スポット

アデレードのワイナリーに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

アーティザンズ・オブ・バロッサはどんなところ?

アデレード ワイン

アーティザンズ・オブ・バロッサはひとつのワイナリーではありません。

バロッサを代表する小規模な実力派の造り手が集まって作った、共同のテイスティングルーム(セラードア)兼レストランです。

バロッサの中心地・タヌンダのすぐ近く

場所は、バロッサ・ヴァレーの中心地であるタヌンダ(Tanunda)のすぐ近くです。

アデレードからは車で北東へ1時間ほどで到着します。

建物は、モダンなグレーの外壁に白い大きな文字で「ARTISANS OF BAROSSA」と書かれていて、とてもおしゃれです。

常夏のマレーシアから来た身には、乾いた青空と黄金色に色づいたブドウ畑が、まぶしく感じられました。

入り口はガラス張りになっていて、店内からもブドウ畑を望めます。

晴れた日は光がたっぷり入り、開放的な雰囲気です。

「職人(Artisan)」が集まる仕組み

アーティザンズという名前のとおり、ここに集まっているのは「職人」としてのこだわりを持った造り手ばかりです。

ふつうなら、あちこちのワイナリーを予約して車でまわらなければ出会えないワインを、この1か所で比べながら味わえます。

バロッサの「今」の雰囲気を知るには、うってつけの場所だと感じました。

飲み比べと・見どころ

アデレード ワイン

アーティザンズでいちばんの見どころは、有名な造り手のワインを1か所で並べて飲み比べできることです。

私はワインのことはよくわかりませんが、カウンターに立つと、その顔ぶれの豪華さに驚くようです。

名前がずらりと並ぶカウンター

アデレード ワイン

カウンターの上や壁には、参加している造り手の名前が並んでいました。

写真で確認できただけでも、次のような顔ぶれでした。

  • John Duval Wines(ジョン・デュヴァル・ワインズ)
  • Sons of Eden(サンズ・オブ・エデン)
  • Hobbs of Barossa Ranges(ホブス・オブ・バロッサ・レンジズ)
  • Spinifex(スピニフェックス)
  • Schwarz Wine Co.(シュワルツ・ワイン)
  • Lienert Vineyards(リナート・ヴィンヤーズ)
  • Purple Hands Wines(パープル・ハンズ・ワインズ)
  • Chaffey Bros. Wine Co.(チャフィー・ブロス・ワイン)

調べると、John Duval氏は、オーストラリア最高峰のワイン「グランジ」のチーフワインメーカーを長年つとめた、伝説的な造り手のようです。

その名前が当たり前のように並んでいるのですから、ワイン好きにはたまらない場所でしょうね。

手が届く価格から並ぶ販売棚

アデレード ワイン

店内には、値段の付いた棚にワインがずらりと並んでいます。

赤・白・ロゼのほか、微発泡のペットナットなど、遊び心のある1本も見つかりました。

価格帯は幅広く、手ごろなものからプレミアムなものまでそろっています。おおよそ1本30〜80豪ドル(約3,000〜8,000円)前後を中心に、特別なものはそれ以上、という印象でした。

※価格は訪問時点の目安です。為替変動により円換算額は変わります(1AUD=100円で計算)。実際の価格は現地でご確認ください。

ブドウ畑を望むテラスと芝生

アデレード ワイン

建物の外には、ストリングライトの下がる広い芝生と、屋根付きのテラス席があります。

アデレード ワイン

芝生ではコーンホールというゲームを楽しむ家族もいて、のんびりとした空気が流れていました。

併設のレストラン「Essen(エッセン)」では、地元の旬の食材を使った料理と、造り手たちのワインとのペアリングも楽しめます。

景色を眺めながら、ゆっくり過ごしたい場所です。

アーティザンズを楽しむコツと注意点

満足度を上げるために、押さえておきたいポイントが3つあります。

定休日、運転、そして「買うタイミング」です。

営業日と定休日に注意

営業時間は、水曜日から日曜日の10:00〜17:00です。

月曜日と火曜日は定休日なので、曜日を間違えないように気をつけてください。

なお、営業時間や定休日は私が訪れた時点のものです。変更になる可能性もあるため、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

週末は混み合うこともあります。

ゆっくり試飲したい方は、開店直後の時間帯が狙い目です。

運転と試飲の付き合い方

バロッサは広く、移動は基本的に車になります。

運転する人は試飲を控えるか、送迎のあるツアーを利用すると安心です。

オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、日本から来た方でも運転にはなじみやすいと思います。

とはいえ、慣れない土地での運転とお酒は、無理をしないのが一番です。

気に入ったら、その場で買う

小規模な造り手のワインは生産量が少なく、市場にあまり出回りません。

日本やマレーシアで探しても、まず見つからないものばかりです。

「これは」と思う1本に出会えたら、その場で購入しておくことをおすすめします。

旅の思い出とともに持ち帰る楽しみも、ワイナリー巡りの醍醐味です。

まとめ:バロッサの「今」に出会える場所

この記事では、バロッサ・ヴァレーの「アーティザンズ・オブ・バロッサ」について、どんな場所かから、飲み比べの楽しみ方、行く前の注意点までをご紹介しました。

ポイントを振り返ると、次のとおりです。

  • 小規模な実力派の造り手が集まった共同セラードア
  • 有名な造り手のワインを、ひとつの場所で飲み比べできる
  • 営業は水〜日(月・火は定休)、移動は車が基本

とくに、気に入った1本はその場で購入するのがおすすめです。

小さな造り手のワインは生産量が少なく、次にいつ出会えるか分からないからです。

バロッサを訪れる予定がある方は、まず定休日(月・火)を避けて、訪問する曜日を決めてみてください。

運転する人と試飲する人の役割も、先に決めておくと安心です。

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