子供の英語で必要な単語数は?単語数の増やし方や深く知ることの重要性

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子どもの英語 単語数

「単語だけ覚えて話せるの」
「どれくらいの単語数を覚えれば話せるの」

このような疑問をお持ちですか。

結論からいうと、単語数は大切だけれど、それだけでは話せるようにはならないということです。

あるデータによると、アメリカの子どもは平均で、1日に約5個の単語を覚えます。

そうすると、5個x365日で、1年間に覚える単語数は約1,825個です。赤ちゃん期を除いて、10歳ごろまでに、10,000~15,000個の単語を知っているといわれています。

一方、日本の大学入試で必要な単語数は、8,000~12,000程度なので、受験勉強をすれば、アメリカの子ども並みの英語は話せるということですよね。

しかし、実際はどうでしょう?英語が話せないと悩んでいる日本人は、たくさんいますよね。

これは、単語を覚えるのは大切だけれど、もう少し大切なことがあるんだということの証明になります。

私は、20代の頃から海外に出て、日本の大手英会話スクールで働いていました。その後、国際結婚をして、今はマレーシアに住んでいます。

にいな
にいな

海外にいると、日本人の方から英語学習についてよく聞かれます。

英語学習について調べるうちに、自分の英語と我が子の英語の違いなどが見えてくるようになりました。

そこで本記事では、自分の経験から見えてきた、子どもの英語の単語数について、以下のポイントを共有しています。

・子どもの単語数の増やし方
・単語数だけでなく、単語の意味を深く知ることの重要性
・子どもの頃に英語をはじめる必要性

子どもの単語数を増やしたいと悩んでいる保護者の方は、ぜひ最後までお読みください。

子どもの単語数の増やし方

単語数 増やし方

英語の8割は、単語数で決まると言われているほど、単語数は大切です。

そして、大人になると単語帳などでコツコツと覚えなければ頭に入らない単語も、子ども期はすんなり覚えられるのです。

子どもの単語数の増やし方で大切なことは、実体験から覚えることです。

大人が単語帳を使って覚えるのは、英語を日本語に変換して覚えないと覚えられないから。

しかし子どもは違います。

走りながら「Run」と言われれば、それを「走る」と変換せずに覚えます。まずは耳で聞いて、それを理解し、体を動かします。

そして、最後に発話が始まるのです。これをすることで、体で言葉を覚えていきます。

「Run=走る」ではなく、「Run」は「Run」になるのです。

子どもの単語数を増やすためには、五感をフルに使って英語に触れることが重要です。

もっともおすすめの方法は、まず親が単語を覚えて、日常の生活のなかで使うこと。

以下に、いくつかの例を書いておきます。

・食べる前に「Let’s eat bread. (パンを食べましょう)」
・公園で遊ぶとき「Go to play slid.(滑り台で遊ぼう)」
・買い物のとき「I want to buy juice. (ジュースを買いたいな)」

このように、何かをするときに英語を使うことで、子どもは英単語を吸収していきます。

子どもの英単語を増やしたい時は、まず保護者が英単語を覚えて使うといいでしょう。

英語が話せない保護者の方は、心配しないでください。

にいな
にいな

この記事の後ろの章で、英語が話せない保護者のための単語数の増やし方もご紹介しています。

子どもに必要な単語数はいくつ

子どもの英語 必要な単語数

上記で述べたように、アメリカの子どもは10歳ごろまでに、10,000~15,000個の単語を知っているといわれています。

では、英語を話すために10,000~15,000個の単語が必要でしょうか。

ここで、日本の英語力を判断する基準を見てみましょう。

日本では、以下の単語数が必要だといわれています。

・高校受験に必要な単語数は、約1,600~1,800語
・大学受験に必要な単語数は、約4,000語
・TOEICで満点を取るには、約13,000語

では、この単語数を知っていたら、英語を話せますか。

ほとんどの日本人は、高校受験や大学受験に受かっても、英会話は苦手だと感じています。TOEICで満点をとっても、英語を話せないと思っている人も少なくないですよね。

単語は、使えてこそ意味があるのです。

ひとつの英単語に対して、ひとつの日本語を対応させて、10,000語の単語を覚えたとしても、自由自在に英語は話せませんし、読めませんし、また書くことも、聞くこともできないはずです。

ここで問題なのは、知っている単語と、使いこなせる単語があるということです。

使いこなせるというのは、作文で使ったり、会話の中で使えること。

使いこなせるという点でみると、10,000個の単語を使いこなせる、10歳の小学生はほとんどいません。

日常英会話で使っている単語は、多くて2,000個ぐらいです。

そのため、子どもに必要な英単語数は、「使える2,000語」といえるでしょう。

この後は、使える単語をどう覚えたらいいのかをご紹介していきます。

子供は英語の単語を深く知ることが大切

子供の英語 単語

子どもが使える単語を覚えるには、ひとつの単語を、さまざまな経験から聞いて、使うことです

英語の単語は、簡単に見える単語ほど色々な意味があります。

辞書をみると、一つの単語の説明に見開き1ページ以上をさいている単語もありますよね。

その類の単語は重要単語といえますが、その説明を丹念に説明されても覚えられるものではありません。

使いこなすのに何年もかかる単語を、単語帳などに書いて、たくさんの意味を覚えようとしても無駄ですし、子どもにできるはずはありません。

英語の単語は時間をかけて、実際の場面の中でさまざまな使われ方に出会うことで、基本単語の多義性を理解していくのです。

このプロセスなしでは、単語を深く理解して使うことはできません。

make 、get、take、have、put、do、などなどどれをとっても、子どもの頃から覚える単語です。

英語圏の子どもが、なぜこれらの単語を知っているのか、つまり使えるのかといえば、大人の会話に頻繁に出てくるからです。

子どもは、一つの単語を実際の場面で何百回と聞くことで、その意味の核心に徐々に近づいていくわけです。

この過程を、日本の英語学習者が辿るには、幼児期からのたくさんの英語を聞くしかありません。

単語の意味という概念を獲得する以前の、無意識のレベルで、実体験として体に染み込ませる必要があるのです。

そのためには、毎日英語を聴いて、英語に触れる環境を作ってあげるのが、とても重要だということがわかりますよね。

保護者が英語で話しかけてあげると、英語はとても身近になります。

ただし、保護者が英語を話せないなど、英語で話しかけるのが難しい場合は、信頼できる英語の教材やオンライン英会話などを使って、とにかく自宅でできる限りの英語環境を作ってあげてください。

子どもの頃に、英語でたくさんの体験をすることで、子どもは自然と 使える単語を身に着けていけるでしょう。

子供の英語は早期スタートがおすすめ

子供英語 スタート

以上のように、英語を体験から学べるのは、子どもの頃だけです。

大人は、日本語が確立してしまっているので、英語を聞いても日本語に変換してしまいます。

そのため大人になってから英単語を覚えようとすると、1個ずつ日本語で意味を確かめながら勉強するしか方法がないのです。

英語を英語のまま理解しているような気になっても、実は根底に日本語が横たわっており、英語を直感的に理解できないため、読書の速度も遅くなってしまいます。

子どもの頃を逃してしまうと、日本語を通してしか英語を理解できなくなるので、早期に英語に触れる機会を、子どもに与えてあげることを、強くおすすめします。

家庭で英語に触れるのに、おすすめの英語学習はいくつかありますので、ここでは2つの方法をご紹介します。

英語ができない保護者のために、子どもの英単語を増やす方法

単語数 増やす方法

ここからは、子どもの英単語を増やすのに、家庭で英語を使うのが一番だとはわかったけれど、それができなくて悩んでいる保護者のための英語学習法をご紹介します。

大きく分けて2つあります。

・英語教材を使う
・オンライン英会話を使う

どちらも有効な方法なので、できそうな方からはじめてみてはいかがでしょうか。

もちろん両方はじめれば、効果はさらに高まるでしょう。でもムリをしないで、お子さんの年齢にも合わせて、まずはとにかく、はじめてみてください

ではひとつずつ解説します。

英語教材を使う

子どもの英語は、週に1,2度英語塾に通わせるより、家庭で英語の環境を与えてあげるのが一番です。

そのためには、信頼できる英語の教材を使って、とにかく毎日英語を聞かせることからはじめてみてください

英語教材は、無料のものでも構いません。今は、インターネットからダウンロードできたり、YouTubeでもたくさん出ています。

英語教材のCDや、DVDを毎日聴いたり観たりすることで、子どもは自然と英語が身近になります。単語数を増やすためだけでなく、単語の使い方を、自然に耳から覚えるための英語教材

ただし、注意点として使える単語が紹介されているものを選んであげてください!

無料の中には、ただ単に英語が並べられているだけのような内容の物を数多く出ています。

保護者がしっかり見極めないと、せっかく英語の時間を作っていたのに、あまり役に立たなかったということになりかねません。

特に「英語を学ぶ黄金期」である子どもの時間は取り戻せません。

しっかり選んであげてくださいね!

「どの英語教材がいいかわからない」探している間に、子どもの貴重な時間が過ぎていってしまいます。

どうしても決められないという方は、有料教材をおすすめします。

日本の英語教材はとても良くできています。どの教材を使ってもまず間違いはないでしょう。

それでもどれがいいか迷った場合は、七田式の英語教材「【世界の七田式!】35日完結バイリンガル英語脳プログラム<七田式> 」をおすすめします。

七田式は、45年の実績があり、長年の研究から英単語やフレーズが厳選されています。

間違いなく、子どもに覚えさせたい英単語が詰まっていますよ!

オンライン英会話を使う

家庭で英語学習をするのに、もっともおすすめはオンライン英会話です。

インターネットを通して、パソコンやタブレット、スマホから英会話レッスンが受けられます。

オンライン英会話には、次の2つの大きなメリットがあります。

・家庭で好きな時間に受講できる
・料金が安い

優良なオンライン英会話は、私が日本にいる頃、英語塾で教えていた内容と遜色ありません。

それなのに、料金はかなり安く、本当によく考えられたシステムだと、感心したものです。

ただし、画面に向かって話すので、あまり小さいお子さんには向いていないかもしれません。

小さいお子さんの場合は、保護者が一緒に受けられるオンライン英会話がいいですね。

オンライン英会話の活用法でおすすめは、レッスンを録画して何度も子どもに見せること。

子どもは、自分のことが大好きです。自分が英語を話している動画は、繰り返し喜んで見るのではないでしょうか。

保護者が英語を話せなくても、家庭で英語を使うチャンスを作れるオンライン英会話は、ぜひ活用したいですね。

子ども専用のオンライン英会話を、以下の記事で紹介しています。

オンライン英会話に興味を持った方は、ぜひ参考にしてください。

子供向けオンライン英会話おすすめ5選を比較してランキングで紹介

子供の英語で必要な単語数は?単語数の増やし方や深く知ることの重要性のまとめ

にいなブログ

子どもの英語で必要な単語について、必要な単語数や、効果的な覚え方を解説しました。

本記事の内容をまとめると、次のようになります。

・子どもの単語数の増やし方は、日常生活の中で英語を使っていく
・単語は、実際の場面で何度も使いながら、単語の意味を深く知る
・体験から自然に英単語が身につくのは、子どもの頃だけ
・保護者が英語を話せなくても、英語環境は作れる

子どもの頃にたくさん英語に触れておくと、中学生や高校生になったとき、英語の学習がとても楽になります。

にいな
にいな

将来お子さんが英語で苦労しないよう、できるだけ早くから家庭で英語をはじめてあげてくださいね!

また、英会話だけでなく、幅広い英語の知識を身に付けさせたい場合は、インターナショナルスクールのオンライン英会話がおすすめです。

興味のある方は、こちらの記事をお読みください。

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