「子どもの英語は何歳からはじめたらいいの?」
「早くはじめると日本語に悪影響?」
これからは英語が大切とわかっているけど、ネットではいろいろな情報が出ていて、結局どうしたらいいかわからなくなりますよね。
結論からいうと、子どもの英語学習は、早ければ早いほどいいでしょう。保護者が英語学習をはじめさせたいと思った時がはじめるときです。
私は20代のころ留学、ワーキングホリデーをしてから日本の大手英会話スクールで働きました。
その後国際結婚でマレーシアにきて3人の子供を育てました。多言語の国で子供を育てたため、言語学習に興味をもち英語学習もいろいろ調べました。
そして気づいたのが、「言葉を自然に覚えられるのは子供期だけ」だということです!
単一言語の日本で育った自分と多言語で育った子どもたちとの違いを実感し、日本人がなぜ英語が話せないかわかってきました。言語は小さいころから、家庭での環境がとても大切だったのです!
この記事では、そんな自分の経験から、子どもの年齢別におすすめの英語学習についてお伝えしています。
お子さんの年齢によっておすすめの学習方法が若干違ってきます。そこでここでは0歳~3歳、4歳~6歳、小学生に分けて自宅で取り入れたい英語の学習方法をご紹介します。
「子どもの英語どうしよう」と悩んでいる保護者の参考になればうれしいです。
子供の英語は早期開始がおすすめ
習い事ランキングで、英語はいつも高い位置にきています。
上記サイトで、英会話(オンラインを含む)は、堂々の第3位。英語を習わせたいと考えている方が、とても多いことがわかります。
英語の習い事というと英語塾を考えるかもしれませんが、子どもの時に一番大切な英語学習は、とにかくたくさんの英語を聞くことです!
これは日本語と英語の音域が違うことに、大きく影響します。
耳で聞き取れる音域は、12歳ごろまでに決まるといわれています。それまでに、聞いた音が、将来聞きわけられる音になるということです。
英語耳については記事の後半で詳しく説明させていただきます。
とにかく英語の音域を聞ける耳を育てるために、できるだけ早期に英語環境を作るのが、英語学習のおおきなカギとなりそうです。
しかし「遅すぎた」と心配する必要はありません。その年齢にあった英語環境の作り方がありますので、ぜひそちらを参考にしてください!
0歳から3歳の英語の学習は自宅で英語をたくさん聞く
0歳から3歳ごろに英語学習をはじめたいと思った保護者さん。この時期はまだ英語塾など行かなくてもいいです。
大切なことは家でいつも英語が自然に流れている環境を作ることです。
英語の音楽を流したり、英語のDVDを見せるのもいいでしょう。とにかくいつも英語がある生活です。
特に耳の発達がいちじるしいこの時期に、きれいな英語の音を聞くことで子どもの柔軟な脳に英語の音がインプットされます。
英語耳が作られている子どもは、文字を習得してからの英語力の上達がとても早いのです。耳から入ってくる情報量が、英語耳を持っていない人達の何倍も多いからです
きれいな発音の英語を話すためにこの時期の英語はとても大切です。
できるだけ英語に触れさせたいなら、オンライン英会話もいいかもしれませんね。1~3歳のオンライン英会話については、下記の記事で詳しく説明しています。
【子どものオンライン英会話】 1歳~3歳が効果的にレッスンを受けるコツ4選
4歳から6歳の英語の学習はアウトプット
この時期から英語を始める場合、0歳から3歳と同じく家庭でいつも英語の音が聞こえてくる環境を作ります。
そして日本語も、自分のいいたいことが伝えられるようになってくる4歳から6歳ごろのお子さんは、英語をアウトプットする環境を作ってあげるとさらに効果的です。
英語をアウトプットするため、まず家庭で英語の音を自然にたくさん聞かせ、英語教材などについてくるテキストや絵本を使って、英語のインプットをはじめます。
英語塾に通うのもこのころからでいいでしょう。家で保護者と一緒に、インプットした英語を話せば、子どもは得意になるでしょう。
英語塾に通わせるのが時間的に大変な家庭では、オンライン英会話をおすすめします。
オンライン英会話なら自宅でパソコンやタブレット、スマホで先生とお話しできるので送り迎えの必要がありません。
オンライン英会話については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
【子どものオンライン英会話】 4歳~6歳が効果的にレッスンを受けるコツ3選
小学生の英語の学習は英単語やフレーズを覚えることから
小学生になってから英語をはじめるなら、まずは英語は楽しいという気分にさせることです。
自分で好きな音楽を聴いたり、テレビをつけたりするこの時期は、自然に英語を流しておくということは難しくなります。
親が楽しんで英語の音楽を聴いたり、親が英語学習を始めると子どもも英語に興味を持つでしょう。
少しでも英語に興味を示したら、その時は始めるチャンスです!
小学生の英語学習はまず英語のインプットからです。
子供用の英語教材を使って保護者と一緒に英語をインプットしていきます。
英語のインプットとは英単語や英語のフレーズを暗記することです。
でも中学受験のような学習方法ではなく、絵本やテキストを使って楽しく覚えます。
私が日本の子供英語教材で素晴らしいと思ったのは、七田式のセブンスプラスバイリンガルでした。
七田式のセブンスプラスバイリンガルで出てくる単語やフレーズは、日常で使えるものが厳選されています。
無駄な単語を覚えることがないので、子供の英語インプットにおすすめです。
セブンプラスバイリンガルの公式サイトは、こちらからどうぞ。
使える英語を身につける!
七田式英語教材7+BILINGUAL公式サイトはこちら
インプット学習をしながら、英語をたくさん話す機会を作ります。
日本で英語を話すチャンスを作ることは、なかなか難しいですね。かといって海外ホームステイさせることも現実的ではありません。
ここでオンライン英会話がもっとも現実的な選択肢として考えられます。
オンライン英会話は、手軽な料金で経験豊富な講師のレッスンを自宅で受けられます。通学の時間がかからず、英語塾に通うよりたくさん英語を話す機会が作れる、素晴らしいサービスです。
自宅なので、子どもがレッスンを受けている様子も見られます。
我が子が英語にどれくらい興味を示せるのか、しっかり見極めてあげてください。
小学生のオンライン英会話については、こちらの記事で解説しています。
【子どものオンライン英会話】 小学生が効果的にレッスンを受けるコツ3選
子供の英語にかかせない英語耳とは
日本人は英語の読み書きができるけれど、聞き取れない問題があります。その原因は、英語の音の周波数と日本語の周波数に大きなズレがあるからです。
通常の日本語の発音には含まれない、高い周波数の音が英語には含まれています。
ほんの少し発音を聞いただけで、日本人が話している英語なのか、ネイティブが話している英語なのかが判別できるのは、この周波数の問題がとても大きいです。
日本語の発音に使われる周波数は低いため、高い周波数域の音を本能的にカットします。そして、日本語の周波数内で英語を話すため、日本人の英語は、みんなが同じようなカタカナ英語になります。
大人になって英語が聞き取れないと、カタカナ英語の問題がでてきます。これは小さいころに英語の音を聞かなかったため、英語の周波数に対応できないからです。つまり英語耳ができていないのが原因です。
英語が聞き取れないレベルを、いくつかに分類してみます。
・個々の単語の発音自体が、すべて聞き取れない。よって文全体の意味がわからない。
・すべての単語が聞き取れても、文として全体の意味が把握できない。
・部分的に聞き取れる単語はあるが、全部は聞き取れない。したがって何を言っているのか推測がつかない。
「聞き取れなかった英語を、文字にしてみたら、すんなりと理解できた。」これは、音が聞けていないということです。
英語の音に耳が反応しないため、耳に入っていても音として認識されません。この状態はとても深刻です。
いくら単語を覚えても、文法を覚えても、熟語を覚えても、いざ音だけでいわれてしまうと理解できないからです。
この問題を解決するのに、幼児期から英語をたくさん聞くのが大切なのです。
この英語の音を聞きわける「英語耳」を、大人になってから作ろうと思うと、相当の努力が必要です。
できるだけ早い時期から英語を聞かせて、英語耳を作ったほうがいいというのは、そのためです!
【子供の英語は何歳から?】それはいつからでなく今からの理由!のまとめ
子どもの英語は、できるだけ早くはじめるといいというお話をしました。
まとめると、英語の音が聞き取れる英語耳を自然に身に着けられるのは、子供期だけです。
英語耳は、私が海外で長く生活して痛感していることです。
20代から海外に住んで英語を使っていますが、いまだにカタカナ英語が抜けず、少し話すと「日本人?」と聞かれます。
海外で生まれ育った我が子たちは、自分と同じ生活をしているのに、生まれた時から英語の音を聞いて育ったため、ネイティブの英語を問題なく聞き取れます。
子どもの耳は柔軟です。その大切な時期をどうぞ見逃さないでください!
この記事の内容が、子どもの英語で迷っている保護者のお役に立てたらうれしいです。
子供の英語学習におすすめのオンライン英会話をまとめました。
ぜひ参考にしてください。